Motoyuki's Diary 2001年2月分

Motoyuki Konno <motoyuki@bsdclub.org>
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Last-modified: Sat, 21 Aug 2004 21:25:35 JST


2001/2/2(Fri)

ここ数日の出来事

_ 1/25 (木)

ムラウチへ買い物:

これで DVD すべて終了だね。

_ 1/27 (土)

大雪の中、肉体会で川崎へ。場所は以前いそたー忘年会で使った 西の屋。帰りが不安だったので一次会のみで離脱。南武線, 京王線を使って帰宅。

NetBSD

_ CVSup

1/31の続き。 dynamic link 版を引き続きテスト。 server である cvsupd を NetBSD マシンで動かし、複数の client から集中してアクセスしてみたりとか。 とりあえずは安定して動作しているようだ。

_ Perl

久しぶりに Perl でプログラムを書く。 Perl で何か書くのはたぶん一年半ぶり *1くらい。かなり忘れていて非常にあせった。


*1:私は awk とか sed で済ませることが多い。


2001/2/3(Sat)

Solaris 8

_ バイナリ版

Solaris 8 の 10/00 版バイナリが フリーで downloadできるようになったので、作業中。

_ mozilla ださい

昨晩のうちに mozilla で download 始めていたのだが、今朝になって みてみると

/tmp: write failed, file system is full

という error message の山。 mozilla ではファイルの保存先 directory を 指定しておいても、いったん /tmp に置いて download 終了したら指定した directory に移すみたい。うーむ、ださい仕様。

Web 日記から

_ apache+ipv6

前田さんが 書いている件ですが、現在配布されている ipv6 patch は mod_ssl と共存ないはずです。 たとえば NetBSD の pkgsrc/www/apache6 の Makefile には

# This package does not compile in mod_ssl support hooks, as it conflicts # with IPv6 enable patch. # IPv6 enable patch conflicts with third-party modules anyway, due to # sanity fixes in apache module API (for example, avoid u_long for IPv4 addrs)

とあります。 mod_ssl を IPv6 化する patch を書いたという話もありますが、 公に見れる場所には置かれていないと思います。

_ 鉄道事故

線路に降りて助けるのではなく列車緊急停止ボタンを 押すよう啓蒙すべきというのは全く同感。

自殺の場合に遺族へ請求がいく話は issei さんが書いている通りでしょう。

ちなみに、あまり知られていないけれど大変なのが自殺未遂に終わった時の治療費。 健康保険の適用にならないので 100% 自費医療となり、家族に莫大な負担が かかります。ノイローゼや精神病にかかっていた場合には保険が適用されるので、 自殺するほど追い込まれた時にはまず精神科に行ってノイローゼという 診断を受けておくのが重要 \ だとか。某病院の救急での実習中、自殺未遂で家に戻る意識不明の患者さん *1を見送る時に聞いた話。


*1:入院費用を負担しきれないので家に戻ると聞きました。


2001/2/4(Sun)

Solaris 8

_ 取り直し

(たぶん必要ない european 版 doc を含めて) 6 枚の CD イメージのうち、 2 つは unzip で展開する途中でエラー。ということで取り直し。

_ ソース

のほうを申し込んだら、 11 枚もある契約書にサインして FAX する必要あり。 そんな長い英文読んでじっくり検討する暇なぞないので先送り。

Web 日記から

_ 窓の杜

数日前にあちこちで話題になった こちらが第 3 回ということなので前の回を眺めてみた。 DLL を見直そうという話、私の周囲で DLL を使う archiver を使わなくなった一番の理由は unzip32.dll のライセンス問題*1だったよなと思い出してちょっと調べてみる。

配布元のページ

また、企業内での使用やパッケージソフトへの同梱等の商用使用に関しては、 原則的にライセンス契約が必要です。 この「商用」と言う言葉について手前勝手に拡大解釈しておられる事がある ようですが、直接間接は問わず企業の営利活動に関わる業務はすべて商用で す。特にシステム部門等でまとめてインストール/ご利用/etc.…なケース は必ず事前にお問い合わせ願います。

と明記されているソフトが、 窓の杜だとなぜ何の注記もなく フリーソフトと分類されてるのだろう? こちら参照のこと。この調子では窓の杜での「フリー」の分類は信用できないと 考えておくべきだろうね。

_ ところで

例のページには 著作権・特許・プライバシー侵害などに対する判断の甘さなんて書いてあるけど、判断が甘いのは 窓の杜自身のことじゃないかな :-)


*1:具体的な記述みるとわかるが、家に帰って仕事の続きをしたり原稿書いたりする マシンでは「フリー」として利用できない。


2001/2/8(Thu)

誤審

と言い切ってしまおう。 goo.co.jp の裁定問題。塩崎さんが 書いているように、

なのよね。 goo のサイトを読むと、 goo のサービス開始は 1997 年 3 月 5 日とのこと。 goo.co.jp の 登録は 1996 年 8 月 16 日だから、 NTT-X は 後から勝手に goo 使って、さらには goo.co.jp のドメインまで奪い取ったということになる。これでなぜ NTT-X が勝ったのか非常に謎。 NTT グループの 政治力とちゃんと勉強してない担当者の合わせ技一本なのかな?

ドメイン名の不正取得は大きな問題なんだけど、このケースは明らかに NTT-X が 一方的に悪い事例でしょう。このような横暴を許すことは弊害のほうが大きいと 考えられます。 goo及び 工業所有権仲裁センターに対する抗議行動が必要だと思います。

私は絵心はないんで、適当なバナー画像作ってくれる人募集。

_ ドメインを合法的に奪い取る方法

裁定内容に関する詳細な発表が行われていないが、このままだと力のある 企業や団体はドメインを勝手に奪い取ることが簡単にできる可能性が高い。

JPNIC の紛争処理方針では「適用対象となる紛争」で

  1. 登録者のドメイン名が、申立人が権利または正当な利益を有する商標 その他表示と同一または混同を引き起こすほど類似していること
  2. 登録者が、当該ドメイン名の登録についての権利または正当な利益を 有していないこと
  3. 登録者の当該ドメイン名が、不正の目的で登録または使用されていること

とされている。個人でドメインを保有している場合は、その名前の会社や団体は 事実上存在しないし、その名前の商標を持っている訳でもないから 2. を満たして しまう。

商標というのは同一または類似の商標がなければ *1登録できるから、力のある企業や団体がドメイン名を奪取するには、その名前の 商標を登録すれば良い。力のある企業の商標はあっというまに有名になって JPNIC 方針の 1. を満たしてしまう。ドメインオーナーが JPNIC 方針の 3 を満たすか どうかだが、 Web 日記によくあるような 18 禁ゲームの話題を載せていれば、 「アダルトサイト」と認定されて JPNIC 方針を満たす *2可能性大。

あとは 工業所有権仲裁センターに依頼してドメイン名を奪い取るだけ。念のためマスコミに情報流して「被害者」 というイメージ作っておけばよい。ドメイン名移転の仲裁をもらえば勝ったも同然。 ドメイン名所有者側が対抗するには 10 日以内に管轄裁判所に提訴するしかない。 いまの日本で弁護士費用簡単に出せるわけがないので、普通は泣き寝入り。

と、ここまで書いたら 似たような指摘で既に抗議した方がいる模様。

そもそもの原因は、 ドメイン取った時点で存在していない商標を理由にするのは明らかに不当ということを盛り込んでいなかった JPNIC でしょうね。

_ JPNIC

期待するのは明らかに間違いでしょう。 前にも書いたけど、まともな連中じゃないのですから。

_ 裁定

結果が出た。判例になると非常にまずい内容がちらほら。

取得時において登録者が「goo.co.jp」としてドメイン名を登録することは 自由であり、この登録に正当な利益を有していないとすることはできない。 しかし、その後不正な目的でこれを使用する等の場合には、その登録を維持 する正当な利益は失われると解するのが相当である。

つまり、不正な目的と判断できさえすれば、ドメイン名取得や商標権取得の 時系列という要素を全く無視する、ということになる。これは非常に大きい。

また、登録者が、登録者ドメイン名の名称で一般に認識されている事実はな い。すなわち、登録者の商号は有限会社ポップコーンであり、登録者ドメイ ン名を使用している登録者サイトも専ら転送先サイトへの転送のみを目的と しており、全く独自の掲載情報を有しておらず (以下略)。

「登録者が登録ドメインの名称で一般に認識」という語が使われているのが 非常に問題だろう。「一般に認識」がかなりの曲者。内輪でのメールのやり とりに使っていたドメインの場合、「一般に認識」とは判断される可能性は 非常に低い。

「独自の掲載情報」というのも問題。今回こういう判例が出たので、独自情 報を相当な分量掲載していなかった (他ドメインと同じ内容とか) 場合とか、 そもそも Web サーバたてずに MX だけ設定してメールに使ってた場合には 「独自の情報なし」と今後判断される可能性が非常に高い。

今回の goo.co.jp は正直言って相当に悪質なサイトなんだけど、裁定内容が 今後の判例になるであろうことを考えると非常に怖い。


*1:別の分野であれば同じ名前があっても登録可能。
*2:いくら関係ないと主張しても裁定委員やってる連中には通用せず、 「有名商標と同じ名前でアダルトな内容を公開していた不正目的」とされるでしょう。

いろいろと反応

ごうさんの所から。「個人的に JPNIC にお勤めの」以下の部分は、まぁそうですね。 JPNIC に知ってる人は (非常に少ないですが) 私もいますから。ただ、個人が信頼できる ことと組織がどうかとは全く別 *1だというのが私の考え方です。

あと、私はどちらかというと法律屋さんに近い考え方をする *2ので、普通の人とはちょっとずれてる可能性 *3はあります。

_ 詳細に検討

ごうさんの指摘を折り込みつつ、 裁定の内容を再検討してみます。

まずは JPNIC の 紛争処理方針の「適用対象となる紛争」を再掲します。

  1. 登録者のドメイン名が、申立人が権利または正当な利益を有する商標 その他表示と同一または混同を引き起こすほど類似していること
  2. 登録者が、当該ドメイン名の登録についての権利または正当な利益を 有していないこと
  3. 登録者の当該ドメイン名が、不正の目的で登録または使用されていること

この各条項を満たしているかどうかが問題になります。 1. は一見して明らか だと思う :-) ので残りの条項を検討しましょう。

ごうさんから「けっこう難しい」と指摘があった 2. ですが、今回の裁定で 明確な判断が出ています。

(5)登録者ドメイン名の登録についての権利または正当な利益の不存在 (中略) しかし、その後不正な目的でこれを使用する等の場合には、その登録を維持 する正当な利益は失われると解するのが相当である。

とあるので、いくら自分で日常的に使っていて世間的に認められていても、 不正な目的で使用したと認定されればアウトです。よって事実上 2 の条項は 全く無意味 (3. が満たされれば 2. が自動的に成り立つ) にされたことになります。

不正利用についてですが、裁定で挙げられた理由はかなりあやふやです。 一例を挙げれば、 co.jp ドメインではアクセスに対して商業的利益を 期待するのは当然の話ですが、裁定ではこれを「社会的に相当として許される 程度を超える」一つの例として扱っています。

そもそも、 goo がサービスを開始した当初から goo.co.jp は性的情報を提供する サイトであり、 goo 側は混同される危険が高いのを知りながらあえて goo という 商標を選択し goo.ne.jp を登録した、という点が事実認定では完全に無視されて います。 NTT-X 側の都合悪い点を無視し、 goo.co.jp 側の都合悪い点だけを 取り上げた非常に一方的な事実認定であることは明らか *4です。

_ 問題点

以上から明らかだと思いますが、今回の裁定の一番大きな問題は 不正利用とさえ判断されれば OKという点に尽きます。問題の商標が使われるより前にドメインを取得しているとか、 自分で利用して一般に認められているとか、そういう点は全く関係なしに 「不正利用」であればドメインが移転が認められるのです。

NTT-X 側に都合悪い点が一切事実認定されなかった点もあわせて、こういう判例が できてしまった (しかも裁定第一号) 事実は、これから真剣に考えていく 必要があるでしょう。


*1:たとえば役人になった友人は何人もいる。いずれも個人としては尊敬できたり 信頼できる人ばっかりなのだが、組織となると変な方向に動いている。
*2:fj の某所を読んでいる方は知ってると思いますが。
*3:例の任意の話だと、コンピュータな人の目からみると偽を応援したいけれど、 法律の目から見ると偽は非常に危ない。黒衣さんの対応は賢明だったと思います。
*4: NTT-X 側の落ち度を事実認定した上で、「両者を比較すれば goo.co.jp が悪い」 という結論を出しているのならば納得できるのですが。


2001/2/17(Sat)

あと 4 週間

3 月 19 日 (月) 夜までの間、いろいろな反応が非常に遅れ *1ます。日記更新の頻度もたぶん落ちる *2はずです。家にこもってると気が滅入るので、宴会しに行くとは思います。


*1:procmail 使って仕分けしているにも関わらず、必ず読む設定のメールが数百通以上 たまっている状態だったり (;_;)。
*2:既にかなり落ちてるけど。

ここ数日の出来事

_ 2/9 (金)

オープンソースまつり 2001 in 秋葉原の準備作業。私は現地に行かずに展示マシンに remote から入ってちょっと作業。

_ 2/10 (土)

まつり初日。 16:30 過ぎに現地着。最初に NetBSD ブースへ。 江洲さんが怪しい展示の解説してた。ブース左側に飾ってあった T シャツ 2 枚は 私が提供したもの。

地下に移動して FreeBSD ブースへ。怪しい人たちが隅に座り込んで何かやってる。 壁にはりつけてた CD-ROM パーフェクトコレクションのほとんど *1は私のものだ。

ゆ〜こさん, 佐藤さんと共にステージへ。私がしゃべった内容は こちら。要するに人集め広告 :-)。発足したばかりの IPv6 プロジェクトの宣伝も したんだけど、 IPv6 の現状は こんな感じ。この利用者の数を多いとみるべきか、少ないとみるべきなのか。

大塚に移動して、あんこう鍋宴会@三浦屋。飲んだ酒は ばるさんとこ参照。堪能しました。

_ 2/11 (日)

すっきりとした目覚め。やっぱり良い酒飲んだ後はいいね。

夕方、秋葉原へ出撃。まつりの後片付けを手伝った後、 たん清での打上げへ。 古田さんと私の名刺が人気になったような気がする。終了後、渋谷に移動してバーで 1 杯 飲んでから帰還。

_ 2/12 (月) - 2/14 (水)

ひたすら机に向かう日々。むなしい。

_ 2/15 (木)

昼は八王子 I.C. 近くのロイヤルホスト。その後、久しぶりにムラウチへ。

を購入。

_ 2/16 (金)

夕方、今日は某コミックの発売日であることに気付く。本屋を 3 軒回るも 初回限定版が全て売りきれ。限定版は予約分だけで売りきれたとのこと。 通常版も 1 軒で 3 冊残っていたのみ。しょうがないので通常版 1 冊購入。 その後、駅前の本屋に行くと限定版が 2 冊カウンターに残ってたので、 2 冊とも \ 確保。ということで今日の買い物:


*1:3 種類は梅本さんと田中 美穂子さんが提供。


2001/2/18(Sun)

某方面

のバブル崩壊が見えてきたという話を複数のルートから聞いた。 どうやら事実のようだ。製品とか商売の手法に悪いイメージしかなかったので 当然の結末だとは思うけれど...。


2001/2/19(Mon)

FreeBSD

_ おうちサーバ不調

最近、おうちサーバがときどき (二日に一度くらい) ハングアップする。 sys/ufs/ffs/ffs_alloc.cの 1190 行目

	for (i = 1; i <= len; i++)
		if (!ffs_isblock(fs, blksfree, got - run + i))
			panic("ffs_clusteralloc: map mismatch");

で panic している。念のため最新の FreeBSD 4-STABLE にしてディスクを交換 *1してみたが、先ほどまた発生。最近やったこととしては、他に

があるのだけど、これを元に戻すか検討中。 ed が悪さをしている気がする *3ので、 ISA な Video Card 入手して ed を追い出すことを検討中。

_ 対処

とりあえず問題の切り分けとして ed を追い出すことに決定。 SCSI は CD-ROM とテープドライブに使っているだけなので、暫定的に取り外して PCI スロットを 確保。 fxp を入れて ed を追放。

ちゃんと計測したわけではないけれど、全体のレスポンスがかなり上がった 気がする。特にディスクを他のマシンから NFS 経由で使う時の反応が良くなった。 数日使ってみてハングアップ症状が再現しないか確認する予定。

_ IPv6

NIC 入れ替えると IPv6 アドレスが変わるのをすっかり忘れていて惨敗。 いつも IPv6 で届いているメールが別経路で届いていただけで実害はなかった のだけど、悔しい。


*1:症状がでる数日前にディスクから異音が聞こえたことがあった。
*2:Novell/Eagle の NE2000 plus TPO という年代物。互換品ではなく本物である。
*3:最近の高性能な PC に ISA な NIC を入れると、システムの負荷が高くなったときに ディスクアクセス回りの性能がかなり落ちる。動作が不安定になった経験も 過去にある。

*BSD

_ NetBSD

久しぶりに SS5 立ち上げてソースツリーの cvs update していたら

panic: malloc: out of space in kmem_map

ここ数日 kernel panic に遭遇する場面が非常に多いなぁ (;_;)。 古い DESTDIR と RELEASEDIR を rm -rf している最中だったので、 lost+found に いっぱい残骸が出来た。幸い、これらは別ディスクにしてあったので newfs して全て抹殺。

_ OpenBSD

の CVS リポジトリの $CVSROOT/XF4 に XFree86 4 が import された。 $CVSROOT/XF4/xc-old に XFree86 3.3.X がある *1ので、実質的に X 全体が 2 つ入ったような量。 CVSup で持ってくるのに かなり時間がかかった。ふだん利用している cvsup.uk.OpenBSD.org は大混雑中。


*1:XFree86 でサポートされていない video card 向けの X server を作るためらしい。


2001/2/20(Tue)

NetBSD

_ kernel panic 続き

昨日 kernel panic した SS5 は、修復作業中にまた kernel panic 再発。 どうやら起きる原因は見えてきたみたい。二度とも

している最中に起きている。とりあえず、最新の current にして make build と make release している最中。

_ 原因

soda さん情報 (メールありがとうございます) をもとに調べた結果から:

解決策としては、 kernel config file で NKMEMPAGES_MAX を大きな値、 たとえば以前のデフォルトである (実メモリの 1/4) / 4096に定義すればよい。いま make build ; make release している最中なので、 終わったら試してみるつもり。

今日の出来事

_ FreeBSD

おうちサーバは今のところ安定して動作している。やっぱり ISA な ed が悪者?

_ 某所にて

とある Web を見ていて文字化けするのを発見。 www@ にメールしてみる。

...

www@ まで受け取る立場になってることを再確認。某氏から

あれ?cvsのアカウントもってなかったですか? もし持ってたら勝手になおしちゃっていいと思うです。

というメールがきて、結局じぶんで直すことになりました。

Web 日記から

_ 偽堅気

堅気以外の何か with 偽堅気という表現がなかなか。ご本人も 所詮当社比って書いてますからね。


2001/2/21(Wed)

NetBSD

_ softdep

昨日の続き。 soda さん情報によると、昨日同じ現象が レポートされた模様。 i386 など比較的ユーザが多い (と思われる) port だと kernel malloc 可能なサイズが大きめに確保されていて問題が起きにくいはず。 だから今までレポートされてなかったのかな。

soda さんからメールをいただく前に softdep 関連のコードをちょっと見てたところ だったりします。 FreeBSD のコードと commit logをみると、 McKusick 御大が softdep に必要な kernel memory 関係をいろいろと いじっている形跡があるんだけど、これが NetBSD に merge されてるんだろうか *1、とか。

_ 雑感

こういうコード追うのって非常に楽しい。いま本業でやってることは 机に向かって「覚える」作業ばっかりで頭が腐ってきそう :-<


*1:softdep (softupdate) 回りは、 McKusick 自ら積極的に commit し続けている FreeBSD のほうが先を行っている気はする。

IPv6

_ おかしな記事

ここから ここへ。塩崎さんも 書いているけど、問題の本質わかってない記者が馬鹿書いてるとは思う。

IPアプリケーションのほとんどは,TCPとUDPという二つのプロトコル上 で動作する。IPはTCPとUDPを運んでいるにすぎない。IPレベルで仕様が 変わっても,その違いはTCPとUDPが吸収する。つまり,ユーザーにとっ てのIPv6のメリットは,IPv4のアプリケーションをIPv6環境でも使える ことにほかならない。

という表現には爆笑。 その違いは TCP と UDP が吸収するなんて大嘘書いてやんの。

末端の利用者にとって、 IPv6 の利点は グローバルなアドレスがいっぱい使えるということ。自分の家のマシンとか家電機器とかにグローバルなアドレス振って、 外部からアクセスできるようになる。実は「外部からアクセス」というのが重要で、 それをしないのなら NAT で十分 *1なわけ。

IPv6 の最初のターゲット (の一つ) は家電製品だろうけど、 グローバルなアドレス振って大丈夫なのか *2問題はあるはず。なので、そちら方面の普及よりも、いま私が自宅でやってるような

という利用法が先になる気がしている。 ADSL とか CATV 業者が IPv6 アドレス 配るようになって Windows が IPv6 対応になれば、一気にブームに なるんじゃないかな。友人同士でゲームしたり chat する目的ですぐに利用できるし、 電話機に IPv6 アドレス振ればけっこう使えそう。

_ 安く?

IPv6 サービスを安くという例の記事は変だけど、ある意味真をついている面はある。 現状で固定した IP アドレスというのはけっこう高価なサービスなので、

というサービスを (IPv4 の固定アドレスのサービスより) 安価に提供しなきゃ ダメだと思う。こう考えるのならあの記事は正しいけれど、そこまで 考えて書いていないだろうね :-<

_ 座談会

そういえば IPv6 な某座談会が某所であるはずだけど、どういう内容に なるんでしょう。楽しみ。これほど焦げた状態でなきゃ私も行きたかったな。


*1: NAT 利用推進してもいずれ IPv4 のアドレスが枯渇する問題はあるけど。
*2:家電製品は十年以上使うのが一般的なので、それだけの間 crack されないだけの secure なシステム作れるだろうか、というのが非常に疑問ではある。

今日の出来事

_ panic in 午 #67

元八王子方面に行く用事があったので、昼食は午へ。なんかいつもと違う雰囲気。 席につけずに待っている客と片付けられていないテーブルがいっぱい。 人手が足りないのかと最初思ってたけど、どうやら処理能力が著しく劣るのが一人 *1いるためみたい。パニック状態でしたね。

その後に出てきた女性が丁寧な接客をしてたので救われた気持ちになりました。

_ その後

確定申告の書類を取りに市役所 *2へ行き、ムラウチに寄って買い物:

_ 焦げてる

割には日記更新しているじゃないかという指摘アリ。はい、その通りでございます。 現実逃避のし過ぎですね。

こういう時に限って書き留めておきたいことがいっぱい発生するのは何故?


*1:気が急いているのか足音高く走り回ってるんだけど、実作業量はかなり低い。
*2:八王子税務署の周囲は車が停めにくいのに対し、市役所は駐車場が広い。


2001/2/25(Sun)

ここ数日分を補完:

2/22 (Thu)

夕方、確定申告の書類書き。

_ 京王線

3/27 のダイヤ改正男性差別車両導入のアナウンス。男性差別車両と一般車両との間でどれだけ混雑度に違いがでるか問題。

2/23 (Fri)

_ 外出その 1

昼過ぎに八王子駅前へ。税務署で確定申告の書類提出。覚え書き:

くまざわ書店地下で買い物:

コミックの帯に TV アニメ化決定とあった :-)。 東急スクエアの三省堂にも行く。喫茶スペースができていて、その分だけ書店が 狭くなっていた :-(。

_ 外出その 2

肉体会 (ビリー初め) のために新宿へ。ヨドバシカメラにて:

MIL CD 対応のやつが \9,900 で売ってたので購入。これでおうちの NetBSD マシンは 3 port め。 Sega の発表だと Dreamcast の \9,900 への値下げは 3/1 からだけど、先行実施?

_ 肉体会

曙橋へ移動。 山崎さんから ISA な ATI Mach32 カードの貸与を受ける。ありがとうございました。 店員がメガネかけてたとか、「堅気以外の何か with 偽堅気」認定の話とか。 Web に明らかに間違った記述があれば修正するのが管理者 *1だとか。京王線終電で帰宅。


*1:これ書いてて 見に行ったら「ここに偽堅気はいない。帰れ。」と書いてあるし。これって明らかに ここに堅気はいない。帰れ。の間違いだよね :-)

2/24 (Sat)

_ 反省会

オープンソースまつり反省会 at BSDi Japan office。今後の課題いろいろ。 終了後、ブラッセルズ茅場町で打上げ。 (ご) さんと一緒になる。

今日の出来事

_ NetBSD dreamcast

port-dreamcast@netbsd.org を subscribe。 ここから image を入手し、 Windows 用の DiscJugglerというソフトの体験版で焼いて boot CD-R 作成。 boot することを確認。 これ以降についてはしばらく封印する予定。

_ ISA mach32

おうちサーバ不調話の続き。山崎さんから 借りたボードの設定を、 google で検索かけてみつけた Jumper Setting のページで確認。

という作業を終了。とりあえずは安定して動いているみたい。よかった。


2001/2/27(Tue)

Web 日記から

_ GPL

この問題、実は Linux に打撃をあたえる方法があったりする。

  1. 誰かに Linux の kernel 回りの作業をさせる。
  2. /linux/include/linux/* に自分の (C) がついたへッダを入れるよう積極的に 活動する。著作権が主張できないインターフェースだけでなく、コードとして バイナリに入るようなマクロ定義とかを必ず入れておく。
  3. 採用されたへッダが入った Linux kernel が普及するのを待つ。
  4. 十分普及したら、 GPL 違反の企業をみつけて大々的に訴訟に持ち込む。
  5. 「GPL を守ってフリーなソフトウェアを普及させる正義の味方」を旗印。

という感じ。自分の Copyright がついたコードなら、 Linus が GPL をどう解釈していようと関係がなく、「法律的に厳密に解釈してどうか」 という問題になる。いま Linux 関係で曖昧になっているのは

といったあたりなんだけど、両方とも裁判の場で法的にやられるとクロになる 可能性がかなり高いのよ。

今はそういう裁判する人がいないと皆が何となく考えているけど、 Linux を 叩き潰したいと考えている企業にとっては有効な手段になるんじゃないかな :-)


*1:商用製品の場合、ソースを提供するか、「向こう 3 年の間ソースを手数料のみ で提供」という書面を添付するか、どちらかをしなければならない。 ソースを提供せず書面も添付してないケースの噂は最近よく聞く。


2001/2/28(Wed)

ここ数日の出来事

_ 買い物

近所の本屋にて:

_ SPAM 野郎

BSDSearch.com なる検索エンジンから BSD 関係のメールアドレスに SPAM 攻撃があった。こういう悪質な行為をする業者は利用しないよう気をつけよう。

Web 日記から

_ Sun

沖さんのところから Sun Blade 100 Workstationへ。これいいなぁ。欲しい。

_ GPL

改造して作成したバイナリについては、たとえ ( 訂正: 原) 著作権者であってもアウトです。まぁ、実害としては ソースコード請求されても公開できないことを批判されるくらいですが。

パッチ作ってバイナリ公開( 訂正: パッチとバイナリだけを公開 ) するのは、生の GPL では非常に困難です。 GPL によれば

  1. ソースコードを添付する
  2. 3 年以上の期間、誰にでも手数料のみでソースコードを提供するという書面を添付 (書面は written offer だから電子的な文書では不可)
  3. ソースコードを入手する方法の情報を添付 (非商用配布かつバイナリしか受け取って いない場合のみ)

のいずれかを満たす必要があるのですが、バイナリを最初に公開する人は当然 ソースも持っているから 3 は不可能。 1 か 2 を行うしかないのですね。

Web や FTP などで配布する場合、厳密に考えればオリジナルのソースコードも 同じ場所に置いておかなければなりません。オリジナルの配布場所へのリンクを張る という行為は「ソースコードを入手する方法の情報」ですからバイナリを最初に 公開する人には適用されません。

この問題をクリアにしてパッチあてたバイナリを配布するには、

のどちらかしかありません。

_ GPL 違反

バイナリ公開問題って非常に難しいのよね。ちゃんと考えると GPL 違反が横行 している。 Linux 方面だけではなく *BSD 方面でも事情は同じで、

というのはよく見るのよね。例えば、 BSDi の FreeBSD CDROM は GPL ものの package 収録してるんだけど distfiles が省略されていたりする。 BSDi の会社がオリジナルの distfiles を持っているのは確実 *1だから、 distfiles 省略するには ソースコード入手するための情報を書面で添付してるはずなんだけど、そんな書面は添付されてない *2よね。

FreeBSD Project としての配布は FTP で行ってるのだけど、 FTP サイトには distfiles がちゃんと収録されているから FreeBSD Project 自体は問題ない。 念のため。

_ 固有生体情報

本当にクリティカルなところでの固有生体情報の話。

それなりに研究はされていて「生きてる指かどうか」というのをチェックする話は 聞いたことがある。でも、切り取った指を暖めた血液を循環させる装置につなげば 騙せる気がする。神経に電極つなげば切り取った指を動かすことも可能。

一方、瞳孔はかなり難しい。目の奥からは視神経が脳に延びているから傷つけずに 目玉をくり抜くのはかなり困難。やるとしたら口から上に穴を開けて目玉の奥に メスを入れて神経と血管を切り取り、それから目玉を摘出することになると思う。


*1:distfiles 収録した FreeBSD toolkit CDROM なんてのを販売してることだし。
*2: BSDi の CDROM には ports/ 以下のファイルが入っているから CD-ROM のデータ としては情報が入ってるんだけど、書面 (written offer) ではない。 また GPL に定められた「3 年以上の有効期間」といった条項が入っていない。


以上、12日分です。