fj.os 移動問題の続き。新城さんが行っていたアンケートの結果が出た。
案 | 賛成 | 反対 | 保留 | 内容 |
A | 12 | 76 | 130 | 再構成を行い、 BSD 階層を設けない。 |
B | 19 | 58 | 141 | 再構成を行い、 BSD 階層を設ける。 |
C | 17 | 61 | 140 | 再構成を行い、 UNIX のための階層を設けない。 |
D | 192 | 19 | 7 | 再構成を行わず、現状を維持する。 |
192 対 19 の圧倒的多数で現状維持が支持されたことになる。 これに対して新城さんは アンケートの結果報告 の中で
案D が圧倒的な支持を集めました。仙石さん (sengoku@gcd.forus.or.jp (Hiroaki Sengoku))のキャンペーン が完全に成功したと言えるでしょう。つまり、アンケートの内容や 方法に大きく問題があったという意見が支持されたということです。 このアンケートは、完全に失敗に終ったと言えるでしょう。 このような状況で案A,B,Cもかなり健闘したと言えるでしょう。と書いている。なんか現状維持派のキャンペーンによって理想を歪められた 被害者のような書き方だなぁ。今回のアンケートで現状維持が圧倒的多数で 支持された最大の理由は、新城さんが fj.os 再構成を行う理由をきちんと 提示できず周囲を納得させることができなかった、ということに尽きるんだが。 このあたりの議論については引き続き fj.news.group.comp で行われているので、 興味のある方はご覧下さい。
アンケートの結果を受けて新城さんが自分自身で CFR *1 を発行したので今回の 騒動はとりあえず終了。佐田さんが 日記 で書かれているように新城さんのような方が fj 管理人として就任し続けることは 非常に問題なのだが、私は新城さんの暴走を許した現行の NGMP にも問題があると 思う。今後このような事態になることを防ぐため、 引き続き議論していく必要があるだろう。
八王子の市街に出る。秋に購入したメガネのネジが緩んで レンズが外れてしまったので調整してもらう。その後ヨドバシカメラへ。 腕時計の修理を依頼しようと思っていたのだが、新品を買うのと同じくらい かかるらしいのでセイコーの太陽電池式のを購入する。税込 18,375 円。 チタン製で軽いのが良い。ただ、修理すると損するというのは何となく 気にくわない。
下宿の大掃除をしてから帰省。 90 km しか離れていない上に月に 2 回は 帰っているから、帰省といっても実感はない。
忘年会のため外出する。まずは秋葉原に寄って買い物。弟に頼まれた IBM 製 8.4GB IDE (DTTA-350840) を購入。それから一部で話題になっている (笑) S2 works とカレカノの CD を購入。 CD はいつもは八王子の ムラウチ電気で買っているのだが、売り切れたのか見当たらなかったので しょうがない。
JR 有楽町駅に集合して一次会へ。店はチャイナ・チャイムという 中華料理の店。店に入って奥に案内されて、裏口から外に出てどうやら隣りの ビルの 2 階が宴会場らしい。ここで火事がおきたら日本の FreeBSD は終りだねとか、 少なくとも newconfig プロジェクトは終りだね、とか話す。
一応幹事ということで *1、 私が乾杯の音頭をとって宴会開始。私の周囲では、当初「FreeBSD スキーツアー」 の計画作りをしていたが、アルコールが回るにつれていろいろな話で 盛り上がった。先日の FreeBSD BOF の話とか、某社に怪しい人材が集まってくる話とか、各プロジェクトで新しい メンバーを集る話とか。 一時期 *2 に比べて 若い人材がでてきているのではないか、という指摘があった。 新しい人材がどんどん出てきて欲しいものである。 例の fj 再構成の話も出た。今後どうしていくべきかについて古田さんと意見交換。 管理人リコールを行わなきゃいけないかも。
「飯島さん出席の意思表示がなかったけど最近忙しいのかな」と話題にしていたら 本人が登場。ううむ、グッド・タイミング。飯島さんの能力が 宴会でも十分に発揮されて *3、 話が非常に盛り上がった。 いとじゅん さんが来た所で一次会終了。終バスの関係で帰らなければならない 飯島さんを除いて全員が二次会へ向かう。
二次会は銀座に出て「酒の穴」という日本酒の店。メニューを見ると価格の単位が 「穴」になっていて一同目が点になった。一穴はいったい何円なのか? 仲居さんに確認したところ一穴百円で一安心。けっこうリーズナブルな価格である。 いろいろな日本酒を飲んで楽しんだ後、お開き。
FreeBSD で様々な作業をしている人といろいろな意見交換ができて非常に有益で かつ楽しい一夜であった。私がため込んでいる仕事が数多くあることを改めて実感。 この年末年始に少しでも進めなければ。
昨日の続き。うーむ、何だか訳がわからない議論になってきた (^_^;;。 議論に参加しているうちの 3 名が某社に所属していることを茶化す発言が あったりする。 NetNews での発言は特に断りがない限りは所属組織とは 無関係な個人の立場のものであることは自明なはずなんだけど (注 1)。 NetNews 歴が長いはずの人がそういう問題発言をするから話が非常に ややこしくなってしまう。
さらには現行の fj 管理人の投票制度に関する問題提起まででてきて、 話がさらにややこしくなってしまった。どうすればいいのかしらん。
私が見るところ、新城さんの fj.os.* -> fj.comp.os.* 移動提案には 非常に問題があるということで (新城さんを除く) ほぼ全員のコンセンサスが とれてきたんじゃないかと思う。それでも新城さんが自説に固執するものだから、 管理人制度に関する議論にまで発展しているのでしょう。
まずは明日締め切られる予定の新城さんのアンケートの結果待ちですね。 移動する必要がないという意見が多数を占めれば今回の話は終了。 それでも新城さんが何らかの行動を続けるようであれば、 管理人罷免へ向けて動いていくでしょう。
万が一移動する必要がないという意見が多数を占めていない事態になったら、 とんでもない大騒動になるでしょうね。アンケートの有効性を巡る論議とかで 紛糾するのは間違いなしです。多分そんな事態にはならないとは思うのですけど。
12/9 にも書いた fj.os 階層を fj.comp.os に移動する話の続き。この話は 新城さん が移動を強硬に主張していることから波紋を広げているのですが、 NewsGroup の改廃にかんする議論でこれだけ一方的なものは正直言って 最近みたことがないです。 実際に fj.news.group.comp を見ればわかりますが、 議論に参加している人のほとんどが「移動の必要なし」という立場なのですよね。 普通ならばそれで議論は終了となるのですが、新城さんが管理人裁定で 移動を強行できる fj 管理人なので話がややこしくなっています。
12/28 まで新城さんが移動に関するアンケートを行なっているのですが、 これが噴飯物で
新城さんと議論していて感じるのは、
一般的に言って NewsGroup の再構成というのは反対が多く出て 大変なのですよね。新城さんのような人が再構成の論議を持ち出すから 話が非常にややこしくなる。
強調しておきますが、私は NewsGroup の再構成に絶対反対な訳ではありません。 議論の中でそれなりの理由を示されれば納得します。 しかし理由として 「OS に対する礼儀」のような観念論 を挙げるような 現状ではとてもじゃないけど 賛成できない です。
FreeBSD の普及をはかるには、広報をもっとやらなければいけないという 話が某所であった。FreeBSD BOF でも話題になったらしい。 マスコミが FreeBSD を取り上げる際の問題点の一つとして、 誰を取材対象にしていいかわからない、というのはあるようだ。 Linux だと アメリカでは Linus 氏、日本では生越氏というのが順当なところだろうが、 FreeBSD はそういう存在がいない。本家だと Jordan なのかもしれないが、 いまいちインパクトに欠けるような気がしないでもない。
「FreeBSD 友の会理事長」のような役職を作り、誰かが先頭にたって FreeBSD の広報を進めていくべき時がきているのかもしれない。 最大の問題は誰がなるかという点かもね。
見栄を張ってイブは忙しい振りをしたのはいいけれど、メールから FreeBSD の 作業をずっとしていたことが発覚 (?) した某氏。 頭隠して尻隠さずという古い格言を思い出しました :-)
GNU の Richard M. Stallman が FreeBSD に対してちょっと冷淡という 話があります。先日の講演会を聞いていて、これにはちょっと理由があるような 気がしてきました。
現在の FreeBSD の方向というのは、 BSD Style License という比較的緩やかな ライセンスの下に商用利用も可能な自由な OS を作っていこうというものです。 GNU のライセンスが必要な部分はソースコード上では分離して管理されているため、 FreeBSD を使用した組み込みマシンなどもライセンス上問題なく容易に 作成することができます。実際、商用製品として販売されているネットワーク ルータの中身が FreeBSD マシンという例もあるようです。
これに対し、 GNU というのは全てのソースコードが公開され自由に利用できる ことを理想としています。 GNU の理想からすれば、「FreeBSD 組み込みのルータ」 のような製品は容認できないものになります。こういった方針の違いが FreeBSD への冷淡さにつながっているような気がするのです。
GNU が後援している Debian/GNU Linux というのは配布条件として GNU GPL を全面的に採用しているようです。こちらは Stallman の理想に近いですよね。
以上、私の考えすぎかもしれませんけど、ちょっとした問題提起として。
注 : この項には若干の事実誤認があります。 こちら をご覧ください。
昨日に引き続き体調悪し。せっかくの休日なのだが、家族全員風邪で 寝込んでいるために飼い犬がちょっとかわいそうである。
最近、私が多忙だったり体調を崩していることが多いため、各方面に 迷惑をかけっぱなしのような気がします。徐々に復帰していきますので よろしくお願いします。
1 枚の CDROM で動く FreeBSD ですか。本家の -current ML での
Date: Tue, 6 Oct 1998 16:26:05 -0700 (PDT) Message-Id: <199810062326.QAA07881@silvia.hip.berkeley.edu> To: current@FreeBSD.ORG Subject: CDROM as system disk From: asami@cs.berkeley.edu (Satoshi Asami)のスレッドで話がでています。 /tmp と /var の内容を MFS でメモリ上に 置くようにして、さらに /etc の内容をちょっと変えればいいようです。 DHCP でマシン名とかネットワークの設定を行うようにすればネットワークの 使用も可能でしょう。作業の難度としてはそれほど高くないので、 挑戦してみると面白いでしょう > smura。
体の調子を崩して一日中寝込んだ。
FreeBSD 忘年会を 12/28 (月) に行います。
店名 : チャイナ・チャイム 場所 : 中央区銀座 1-6-1 電話 : 03-3561-2235 時間 : 19:00 から 集合 : JR 有楽町駅の東京駅より改札口 (北口 ?) 18:45 ころFreeBSD に興味がある方なら誰でも、また興味がなくても参加できます。 参加希望者は 12/25 (金) 夕方までに enkai ML まで。
今日から冬休みである。新年は 1 月 11 日の皮膚科実習から始まる予定。
日本 UNIX ユーザ会 主催の 勉強会 に出席。 Free Software Foundation を 主催する Richard M. Stallman 氏の講演会である。 12/7 の日記 の所でも書いたように 私は Stallman の GNU 宣言に非常に影響を受けたので楽しみにしていた。
講演の最初は Stallman がなぜ GNU を始めたかについて。今までにも 何度か聞いたことがある話であった。続いてソフトウェアにおける自由 (Freedom) の話。
現在のフリーソフトウェアが抱える問題点として、以下のようなものを 挙げていました。
最近流行の Open Souce Movement については、ソースコードを Open に するだけで「自由」についての言及がないのが問題だ、とのこと。
講演を聞き終わっての感想としては、「フリーソフトウェア原理主義者」 とでも言えるくらい強烈な方でした。ソフトウェア著作権保護の団体を Information Police と呼び、隣人との成果共有を妨げられるのは Social Damage だと言い切っています。 Stallman の場合は過激な発言では あるのですが、それだけの活動の実績があるので非常に説得的な話でした。 英語での講演 (注 1) でしたが、 2 時間にわたって非常に有益なものでした。
講演会の後、東大構内の山上会館で行われた金丸くん結婚記念パーティー に出席した。彼は私の 5 つ下の 山中寮 筆頭総務。 予想通りかなり荒れた (?) パーティーでした。ゲームと称してアルコールの 早飲み大会があるし、私は出席した運動会関係 OB の中で最年長だったにも関わらず そのゲームに参加する羽目になるし。全体としては非常に楽しいパーティーでした。 新郎や新郎側友人の行動に新婦が圧倒されていたような気もするのですが、 大丈夫だったんだろうか。週明けに来たメールによると、新郎は 完全に記憶が飛んでいたとの話。よくやるもんだ :-)
そのパーティーでの話。私のこの Web ページは前の大学の関係者には ほとんど知らせていないのですが、何人かの後輩がここの存在を知っていました。 何でも FreeBSD を使っていてたどり着いたのだとか。彼らがいうには、 自己紹介のページ が私の実体をきちんと 反映していない、そうです。確かに私の実体の一部は慎重に隠匿してあります :-)。
今日は自分の担当患者さんの手術日。 術前に予想していたよりも状況が悪いみたい。 夕方 16:50 になってやっと昼食 (もう夕食か ?) を食べた。 術後の所見までまとめて金曜日の回診の際にプレゼンテーションをしなければ ならないのだが、手術後は麻痺が発生して神経所見がかなり変わることが 予想されるので原稿をまとめるのが大変そう。 けっこう忙しいし肉体的に非常に疲れる日々が続く...
12/28 に東京で忘年会を、 2 月下旬にスキーツアーを企画中。興味がある方は enkai ML まで。
日本イソターネット協会 の 忘年会 に出席した。 分倍河原で南武線に乗り換えて川崎へ。南武線は本当に久しぶりだ。中学校の 3 年間を南武線経由で通学していた当時から沿線にあまり変化がないなぁ。 ここの川崎→尻手間は前日の 某番組 の エンディングで使用されて一部で話題になったばかり。
18:00 に川崎駅改札口に集合。今回初めてお会いする人が多いのだが、 怪鳥の姿を見つけて何とか合流できた。バスに乗って 会場 へ向かう。ううむ、濃い人が多いなぁ。
エソカイは、最初のうちは皆食べることに集中。空腹が満たされてアルコールが だいぶ回ったところで一気xに話に花が咲いた。 NOSPAM 対策の話 (注 1) とか、怪しい名刺の話とか...
二次会は川崎駅前の庄やへ移動。名誉会長の下國さんが合流する。 私は南武線立川行終電の時間の関係で少しだけ顔を出してから帰った。 なかなか濃い人が多くて面白い宴会であった。また出席したいものである。
今日は手術見学の日。まだ風邪気味なのでかなり大変だった。 一緒に手術室に入っていた同級生からも「体が熱いよ。熱があるんじゃない」 と言われる始末。
fj.os.* を fj.comp.os 以下に移動しようという案が fj.news.group.comp で話し合われています。 Newsgroup の階層の問題は昔から議論されていますが、結局のところ fj.os → fj.comp.os のようにまとめていくことには
一方、広く使われている NewsGroup 名を変更することには
変更提案をしている方は「コストはそれほど大きくない」と 断言 されていますが、これは現状を知らない人の妄想と言わざるを得ません。 現実には doc-jp でも QandA でも 作業をするボランティアの数が足りなくてドキュメントの更新作業に支障が 生じています。余計な作業を押し付けて欲しくないというのが作業に参加している 一人としての実感なのです。
渡辺さん も 日記の中で言及 されていますが、 現在行なわれているアンケート に対して「Q1:A no, Q1:D yes」 と回答し現実維持を主張しましょう。皆さんの協力をお願いします。
先月分を参照していて更新に気付かなかったのですか。 なるほど。
日記の表紙 にも書いてありますが、 この日記の最新版は常に
で参照できるようにしました。この日記にリンクしたり Bookmark しようという 奇特な方はこちらを利用すると便利です。ということでよろしくお願いします。今週と来週は脳神経外科での実習。まだ風邪気味なのでひどく体がだるい。 立ち上がっていると頭がふらつく状態なのだが、そうは休んでいられないので 病棟を回っていた。
Internet Week '98 での FreeBSD BOF で何をやるかの 話が (ようやく ?) 始まった。残念ながら私は出席できそうにないが、 プレゼンテーションを担当する方々は是非とも頑張って欲しいものである。 doc-jp 関係の話は 先日 jaz.jp.freebsd.org のアカウントを取得したばかりの Sugi さんが 担当される模様。よろしくお願いします。
風邪をひいてしまったようなので、今日は家でお休み。 講義とかだったら大学に行ける程度なのだが、病棟や手術室で咳込んで しまうのは良くないと思うので...
昨日の朝刊のなんと 1 面で Linux が紹介されていました。 「新しい会社」という連載特集記事で Linus 氏の写真入りです。
これで FreeBSD についても紹介してくれれば文句ないんですけどね :-)
昨日 のハードディスクの件の続き。 ncr ドライバの M_DISCONNECT というメッセージについては [FreeBSD-users-jp 27841] で報告がありますね。データの転送が終了する前に HDD から DISCONNECT が返ってくるためのようです。 [FreeBSD-users-jp 27841] での例も Micropolis 4345WS で、 Micropolis 製の HDD に問題があるのかしらん。
FreeBSD-users-jp の過去メールを流し読みしてみると、 SCSI 機器を多く つないだ場合に ncr ドライバが不安定になってエラーを起こしやすいみたい。 現在の ncr ドライバは SCSI ボード上の NVRAM の情報を読んでいないので、 ドライバが適切に設定されないらしい。 Tekram のサイトにあるドライバを 使うと問題解決するらしいけれど、 3.0 系のドライバは用意されていない。
3.0-current での症状は、使用中に突然
ncr: timeout nccb=XXXXXXXXというようなメッセージがでてシステムがフリーズする、というものです。
本家の FreeBSD-current ML を見てみると、今年の 9 月頃に話が出てますね。 一応の対策は ncr.c の rev 1.126 でされたみたいですが、その後も私のと同じ Micropolis の UW-SCSI 9.6GB のディスクで私と同じ現象が出るという報告が
Date: Thu, 17 Sep 1998 08:47:51 +0200 From: Michael Classでありました。この後にもSubject: Re: cam and ncr ?
Date: Tue, 22 Sep 1998 22:06:20 +0900 From: Kazutaka YOKOTAのスレッドで議論がありました。これらをみるとドライバのバージョンアップに よって症状がでなくなったみたいですが、私の所では最新の current でも 発生します。おかしいなぁ。Subject: CAM and ncr driver - my story
消極的な解決方法として、 ncr ドライバを使わないというのも考えられる。 具体的にはうちの asuka に ついている AHA-2740UW と mserver の DC-390F を交換するという方法だ。 3.0 系の次のリリースが出たら試してみようと思う。
恥ずかしいモノを見つけられてしまった みたいですね。 過去の一時期、雑誌の読者ハガキに感想を書くのが好きだったことがあって、 何種類かの雑誌に載った経験があります。 sada さんが発見されたのは、 恐らく GNU GPL (注 1) について 書いたものだと思います。
何せ 8 年も前のことなので記憶は定かではありませんが、 当時 MSDOS に移植された GNU ソフトの一部に「ソースは公開してないよん」という ものがあったので、「GPL を無視してるのでは」と問題提起したはずです。
GNU GPL は、若かりし時期に読んで非常に影響を受けました。 パソコンソフトが非常に高価だった当時に「良質のソフトウェアをフリーで 配布する人がいる」というのは大きな驚きでしたし、 私が UNIX の世界に入るきっかけの一つにもなりました。 そういう関係で、今でもフリーソフトウェアの在り方についてはちょっとした こだわりを持っています。
ただ、インターネットが非常に普及した現在では GNU GPL にちょっと古さを 感じてしまいます。先日 私の Web ページ で FreeBSD 3.0-RELEASE 用 mule-wnn6, XEmacs-wnn6 の packages を公開したのですが、 GNU GPL の「対応するソースコードを一緒に 引き渡す」という項目をみるとこうしたバイナリ配布は多少グレーゾーンにあると 言わざるを得ないです。
私が配布している packages は FreeBSD の ftp サイトで広く配布されている mule, XEmacs のソースから生成したバイナリなのですが、「ソースを一緒に 引き渡す」にはどうしたらよいのか疑問が生じてしまいます。 私の Web ページ上にソースも置けば問題解消なのですが、 www.jp.freebsd.org の 限られたディスク容量を考えるとそういうことは避けたい。 結局そのあたりはあまり触れずに packages だけを公開してしまったのだが、 何となく釈然としない気持が残っているのです。
という訳で、最近の私は GNU GPL よりも制限の少ない BSD Style Copyright の方が好みです。
その Richard M. Stallman が来日するようですね。京都での Internet Week '98 のためらしい ですけど、その後の 12/19 に JUS 主催の 勉強会 で講演をされる予定です。 当日は東京にいるので私も勉強会に出席する予定でいます。
うちの サーバー のソフトウェアの入れ替えを行なう。最初 FreeBSD 3.0-RELEASE を入れようとしたが、 システムが安定せず頻繁に freeze してしまう。 3.0-current でも同様。 どうやら Micropolis 3391WS の 9.1GB UW-SCSI が悪さをしている模様。 このハードディスクは FreeBSD 2.2.X での起動時に
(ncr0:1:0): "MICROP 3391WS x43h" type 0 fixed SCSI 2 sd1(ncr0:1:0): Direct-Access sd1(ncr0:1:0): WIDE SCSI (16 bit) enabled sd1(ncr0:1:0): 40.0 MB/s (50 ns, offset 15) sd1(ncr0:1:0): M_DISCONNECT received, but datapointer not saved: data=4901b4 save=ffbee6b0 goal=ffbee6d4. 8681MB (17780058 512 byte sectors)と怪しげな反応を示したり、起動時に黙り込んでしまったりと非常に困ったちゃん なのだが、一度起動しさえすれば安定して動いていてくれた。 ところが 3.0 では一見ランダムにシステムがフリーズしてしまう。
安いハードディスクなら新しいのを購入してきて replace するのだが、 大容量の UW-SCSI なので引退させるにはもったいない。そこでリリースされた ばかりの FreeBSD 2.2.8-RELEASE を入れることにした。今のところ
motoyuki@mserver[49] % uptime 9:31PM up 10:33, 2 users, load averages: 1.01, 1.02, 1.00だが安定して動いてくれている。そのうち M_DISCONNECT 関係のソースを 追ってみたいと思う。
某所 で「産婦人科での研修なんてうらやましい」という感想をいただいた ( ← どういう意味やねん :-)。 そういう面があるのは確かだが、実際に病棟を回っているといろいろと 考えさせられることが多い。例えば卵巣癌の中の胚細胞腫瘍 (注 1) は 20 歳前後が好発年齢なのだが、 そういう若い患者さんの状態を見るのは心苦しいものがある。
産科病棟はまぁ良かったですね :-)。病院の中では唯一「病気でない」人を 診る所なので、雰囲気が全然違う。ただ、出産というのは昼夜関係ないので 医者にとってはきついようです。
今週の実習は産科。昨晩から今朝にかけては産科当直実習で病院内の 当直室に泊まり込み。幸いにも (?) 夜中に出産する妊婦さんがいなかったので ゆっくりと眠れた。病院の中の温度はかなり暖かめに設定されているので 寝苦しかったのがちょっと難。
当直だとメールが読めないのが難 (注 1)。 23:00 になると下宿のサーバーが IP reachable になるので、図書館の Mac から 下宿に ssh してメールを読もうとする。ところがまともに接続できない。 ping してみると相当 loss してる。ちょうど昨日 FreeBSD 2.2.8-RELEASE が出たので cron で ftp してくるように 下宿のサーバーを設定していたためらしい。 ISDN の回線帯域のほとんどを ftp が占有しているのね。
という訳で何もできずに一日が終わってしまった。