Motoyuki's Diary 2000年5月上旬

Motoyuki Konno <motoyuki@bsdclub.org>
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Last-modified: Wed, 09 Nov 2005 04:17:28 JST


2000/5/1(Mon)

FreeBSD

_ -current

昨日に引き続いて ThinkPad 235 上で FreeBSD-current を動かしてみる。 PAO 以外で PC カード使うのは初めてなのでちょっと試行錯誤。

ThinkPad 235 は pcic が 2 つあって PC カードスロットが 3 つある。 PAO3 での 認識は次のような感じ:

Probing for devices on PCI bus 0: [snip] pcic0: <Ricoh RL5C476 PCI-CardBus Bridge> rev 0x02 int a irq 11 on pci0.2.0 RL5C4XX PCI Config Reg: [CSC isa irq] pcic1: <Ricoh RL5C476 PCI-CardBus Bridge> rev 0x02 int b irq 11 on pci0.2.1 RL5C4XX PCI Config Reg: [CSC isa irq] [snip] pcic2: <Ricoh RL5C475 PCI-CardBus Bridge> rev 0x00 int a irq 11 on pci0.4.0 RL5C4XX PCI Config Reg: [CSC isa irq] [snip] Probing for devices on the ISA bus: [snip] pcic0 at 0x3e0-0x3e1 irq 11 on isa PC-Card ctlr(0) Ricoh RL5C475/476 [CardBus bridge mode] (5 mem & 2 I/O windows) pcic0: slot 0 controller I/O address 0x3e0 pcic0: slot 1 controller I/O address 0x3e0 pcic1: sharing irq 11 with other pcic pcic1 at 0x3e2-0x3e3 on isa PC-Card ctlr(1) Intel 82365A/B (5 mem & 2 I/O windows) pcic1: slot 0 controller I/O address 0x3e2

-current では pcic0 と pcic1 が共に irq 11 を使うように設定すると

pcic0: <Intel i82365> at port 0x3e0 iomem 0xd0000 irq 11 on isa0 pcic0: management irq 11 pccard0: <PC Card bus -- kludge version> on pcic0 pccard1: <PC Card bus -- kludge version> on pcic0 pcic1: <Intel i82365> at port 0x3e4 iomem 0xd4000 irq 11 drq 0 on isa0 pcic1: management irq 13 pccard2: <PC Card bus -- kludge version> on pcic1 pccard3: <PC Card bus -- kludge version> on pcic1

と pcic1 が irq 13 を使うようになる。この状態では PC カードを挿入すると kernel が PANIC してしまう。 pcic1 の使用する irq を空いているところに明示的に 指定してもダメ。

ところが、 pcic1 を disable してあげると

pcic0: <Intel i82365> at port 0x3e0 iomem 0xd0000 irq 11 on isa0 pcic0: management irq 11 pccard0: <PC Card bus -- kludge version> on pcic0 pccard1: <PC Card bus -- kludge version> on pcic0 [snip] unknown9: <PNP0e00> at port 0x3e1-0x3e2 on isa0 pcic2: <Intel i82365> at port 0x3e4-0x3e5 on isa0 pcic2: Polling mode pccard2: <PC Card bus -- kludge version> on pcic2 pccard3: <PC Card bus -- kludge version> on pcic2

PnP デバイスのサーチの途中で自動的に pcic をみつけて Polling mode で 追加してくれる。この状態では 3 つの PC カードスロット全部使用可能となる。 ThikPad 235 の BIOS が大半のデバイスを PnP デバイスとして扱っているようなので、 kernel config file を全面的に書き換えてみる。

[snip] device fdc0 device fd0 at fdc0 drive 0 [snip] device card device pcic device sio [snip] device pcm device sbc

dmesg は次のような感じ:

[snip] ppc0: cannot reserve I/O port range unknown: <PNP0000> can't assign resources [snip] sio0: <16550A-compatible COM port> at port 0x3f8-0x3ff irq 4 on isa0 sio0: type 16550A sio1: <RIO0000> at port 0x2f8-0x2ff irq 3 drq 0 on isa0 sio1: type 16550A fdc0: <NEC 72065B or clone> at port 0x3f0-0x3f5,0x3f7 irq 6 drq 2 on isa0 fdc0: FIFO enabled, 8 bytes threshold fd0: <1440-KB 3.5" drive> on fdc0 drive 0 sbc0: <ESS ES1879> at port 0x220-0x22f,0x388-0x38b,0x10 irq 5 drq 1,5 on isa0 pcm0: <ESS 18xx DSP> on sbc0 unknown8: <ESS0009> at port 0x800-0x807 on isa0 pcic0: <Intel i82365> at port 0x3e0-0x3e1 on isa0 pcic0: Polling mode pccard0: <PC Card bus -- kludge version> on pcic0 pccard1: <PC Card bus -- kludge version> on pcic0 pcic1: <Intel i82365> at port 0x3e4-0x3e5 on isa0 pcic1: Polling mode pccard2: <PC Card bus -- kludge version> on pcic1 pccard3: <PC Card bus -- kludge version> on pcic1

sio, fdc, sbc, pcm, pcic 全部 PnP として認識 *1された。パラレルポートの ppc0 が変だし PC カードスロットが 4 つも 認識されているが、とりあえずはこんなものか。

_ make world

cvsup-bin を入れて最新ソースをもってきてから make world。 4 時間 45 分 かかった。最近 Dual Celeron の速度に慣れていたので非常に遅く感じる。 ThinkPad 235 は Pentium 266MHz なのだが...。ノートで -current 追っかけを するには他で make buildworld したのを持ってきたほうがよさそう。


*1:PnP なので unknown: <PNP0000> の後で認識されている。

今日の出来事

_ お買い物

久しぶりに電車で外出。買ったもの:


2000/5/4(Thu)

一昨日 (5/2)

_

突発的に行われた肉へ行く。詳しくは こちらこちらこちら参照。

今日の出来事

_ 部屋の整理

サブスピーカーとして使っている BOSE の 100J を机の上に置き、アンプから 部屋を半周するようにコードを敷設。これで机に向かっている時もよい音楽を 楽しめるようになった。

_ 某作業

絶賛停滞中 (;_;)。

Web 日記から

しばらく前から *BSD Diary Linksの他にもう一つアンテナを設置しとります。内容はさまざまなんですが、 *BSD のほうが最近かなり影響力 (?) が強くなってきていて *1新しいエントリを追加するのに躊躇する状況になってきているのが大きいです。

そういう関係で、もう一つのアンテナには *BSD に追加しようかどうか迷った日記や 筆者本人から追加の許可をいただく *2まで暫定的に入れている日記、また本人の希望で *BSD には登録していない日記が あったりします。

で、本題。つい最近もある方の日記を追加したんですが、その日記を発見したのは某 ML *3で私が書いた自己紹介メールに、その方が反応してくださったからなのです。

初めて参加する ML でちょっと不安な時に、知っている方からすかさず reply が来る ありがたさというか、世界はやっぱり狭いなという実感というか、何ともいえない 気持に浸っている時にふとそのメールの signature をみてたどったら日記に たどりついたのでした。


*1:聞くところによると、 FreeBSD 関係の公的サービスだと思っている人もいるらしい。 わざわざ bsdclub.org に置いてあることからわかるように、あくまでも 私個人の責任で運営しているものです。
*2:以前は許可なしに追加していました (_-_)。
*3:こんぴゅーた関係ではない


2000/5/8(Mon)

最近の出来事

_ 最近

ちょっと停滞中。週末に宴会があるから気分転換できるかな。

_ DOS/V マガジン

X68000 関連のものがいろいろ CD-ROM に収録されていて面白いという話を 聞いたので久しぶりに DOS/V マガジンを購入。相変わらず楽しい記事が多いっす。 ある PC UNIX の連載記事で CATV インターネットで global な IP アドレスが もらえる場合の手段として

固定していない IP アドレスでもめったに IP アドレスが変わらないという人なら 暫定的にドメイン名を取って運用してしまうという手がある。

おいおい、そんなアドレスに MX 振られたら大迷惑だよ。「安定した運用は できないが」と断っているけどねぇ。迷惑するのは他のメールサーバの管理者 なんだけど。

初心者向けの雑誌で書く内容かなぁ。


以上、3日分です。