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今日も小金井のところで踏切のトラブルがあって遅れたらしい。
都市部の主な私鉄では、急行と各駅停車を判別して踏切を閉めるタイミングを変える 列車選別装置を大昔 *1から導入していて、踏切が閉まる時間を最小限に抑えるようにしている。 特に駅近くの踏切では、駅で停車する列車では発車する直前に踏切を閉める *2ことができるので、効果が非常に大きい。
今回話題になっている小金井の踏切でどうかは知らないが、いろいろ見聞きした 範囲で判断する限り JR ではこうした装置はほとんど導入されていない *3ようだ。関東の私鉄で 40 年以上前に導入できているものをなぜいまだに実現できない *4のか。 開かない踏切の問題は JR の怠慢による人災と言ってしまっていいと思う。
をみると、かなり以前から車が通る踏切すべてに障害物感知装置をつけて 踏切内に車が残ってしまったら自動的に信号が点灯するシステムなど、 いろいろな工夫をしている。京王線を日常的に利用していると JR の無対策ぶりが 目についてしまう。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20031015i414.htm
また、既に7か所の踏切にある列車を判別する装置を新たに6か所に導入し、 各駅停車の列車が通る際は、速度の速い特急列車などの通過時より遅めに 警報を鳴らし始めるようにする。
しかし、試算によると、最も改善の効果があるとされる踏切でも、 ピーク時の1時間中に計58分にも上る踏切の警報時間は、合計で49秒 短縮されるにとどまる。
中央線で 7 ヶ所しか設置していなかったのか。 JR の怠慢ぶりには唖然となる。
合計 49 秒というと短く思えるが、ピーク時に踏切があく時間が 4 割増に なるということだから非常に効果が大きいというべきだろう。
JR は私鉄に比べて車両の種類が多い (つまり性能の開きが大きい) のに 踏切制御でそれに応じた細かな制御をしていないらしいという話もある。 列車選別装置をつけた踏切でも私鉄に比べて「早くから踏切が閉まる」という 指摘もあるので、そのあたりの技術投資が遅れているということなのかもしれない。